
気づいたら40代になっていた。
仕事に没頭していたら、あっという間だった。それ自体は後悔していない。でも、ある日届いた一通のハガキが、自分の人生を見直すきっかけになった。
年金定期便に書かれていた数字
「現時点でもらえる年金の見込み額:月53,000円」
正直、笑ってしまった。笑えない話なのに。
家賃、食費、光熱費。どう計算しても月53,000円では生活できない。「老後2,000万円問題」という言葉は知っていたが、自分ごととして実感したのはこのときが初めてだった。
32歳で今の職場に出会うまで
高校卒業後、職を転々としてきた。
フランチャイズチェーン店、個人経営のレストラン、不動産営業、中古車販売、製造業の派遣社員、海外で日本食レストランのキッチンマネージャー。我ながら、好き勝手な経歴だと思う。
そんな自分が現在の職場に入社したのは2015年10月、32歳のときだった。最初はアルバイトとして、「ひとまず生活費のために」という軽い気持ちだった。
ところが、入ってみて驚いた。
人を大切にしている会社だった。勤務時間・給与・福利厚生がしっかり守られていて、その分全員が責任を果たすために全力で仕事をしている。こんな環境で本気で頑張りたいと心から思えたのは、初めての経験だった。
2018年1月、社員登用。それから7年が経つ。
投資を始めたことで気づいたこと
正社員になって収入が安定してくると、心に余裕が生まれた。
そこで思い出したのが、ずっとほったらかしにしていた確定拠出年金だ。気づけば100万円近い額になっていたが、初期設定の定期預金コースのまま。もったいないことをしていた。
運用してみようと投資系のYouTubeを観始め、新NISAを知った。老後の生活に必要な資産を真剣に考え、確定拠出年金のポートフォリオを自分で組み直し、NISA口座を開設して積立を始めた。個別株やFXにも手を出してみた。
そして届いた、あの年金定期便。
投資を始めたことで「お金について考える力」は少しついた。でも同時に気づいた。資産運用だけでは足りない。自ら稼ぐ力、人的資本を引き上げることも必要だと。
キャンプとの出会いが、すべてをつなげた
転機はもう一つあった。
会社の定期避難訓練で「有事の際に生き残れる備えとスキルが必要だ」と強く感じたのだ。そのとき頭に浮かんだのがキャンプだった。
実際にギアを揃えて行ってみると、これが楽しかった。有事の際にも役立つ趣味として、これ以上ないと感じた。
キャンプ系のYouTubeを観るようになると、関連動画にサバイバル系が出てきた。狩猟をして食べる動画を観た。さらに関連動画で狩猟系が流れてきた。
最初は「生存能力」として観ていた。でも観ているうちに、ずっと感じていた「自分で稼ぐ力・生きる力」と重なった。
そして罠猟師を目指すことにした
狩猟免許について調べた。
社会貢献になる。副収入が得られる。食料自給もできる。生涯現役で続けられる。調べれば調べるほど、自分が求めていたものと一致していた。
成功するかどうかは、正直わからない。でも、未来の自分にとって挑戦する価値があると思えるから、やってみることにした。
会社員としてのキャリアアップと、人間としてのライフキャリアアップの両立は簡単ではないと思う。それでも、挑戦しないよりずっといい。
このブログについて
この挑戦をリアルタイムで発信して、同じように「このままでいいのか」と感じている誰かの参考に、情報の一つになれたらいいと思っています。
43歳、会社員。罠猟師への道、始まります。


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